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笛吹市
社会福祉法人 さくら福祉会

みさかきた保育園

保育園

笑顔の先生!

保育理念・保育方針

≪理念≫
子ども一人一人を大切に、保護者からも信頼され、地域に愛される保育園
共育(共に育つ)保育
ほめて、はげます保育を原点に、自ら考え、行動できる子どもの育成
≪目標≫
人がすき 自分がすき 自然がすき やる気いっぱい ふえふきの子
〇自分を大切な存在だと思える子どもの育成
〇人や自然を大切にできる子どもの育成
〇周囲の様々な事に意欲的に関わることができる子どもの育成
 
≪北風と太陽≫
イソップ童話のひとつに『北風と太陽』という話があります。
 
ある日、北風と太陽が『どちらが強いのか』について言い争っていました。しかし、いくら話し合っても埒(らち)があかないので、力比べの勝負をすることにしました。ルールは『道を歩いている人の上着を脱がせた方が勝ち』
まず北風は、力いっぱい冷たい風を吹いて上着を吹き飛ばそうとします。しかし、旅人は寒さにぶるぶると震え、上着をしっかりと押さえてしまい、脱がせることはできませんでした。
次に太陽がさんさんと光を照らします。最初は優しい暖かさで旅人を包んでいましたが、だんだん日差しを強くしていくと、旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまうのでした。
こうして勝負は太陽の勝ちとなります。手っ取り早く乱暴な手段をとった北風よりも、ゆっくりと気長に着実な方法を選んだ太陽の方が強かったというわけです。
 
この童話と保育を重ねてみました。私たち保育者は北風又は太陽、旅人は子どもたちです。北風のように強引に人を動かそうとする方法では、かえって人は頑なになってしまいます。しかし太陽のようにゆっくりと気長で着実な方法は自分自身で心を開き、自分自身の意思で動き始めることにつながります。何事にも焦らずにゆっくり、着実に行う方が最終的には大きな効果が得られるのです。
 
みさかきた保育園の職員は太陽のようなやわらかな優しさを持ち、いつも笑顔でゆったりとした気持ちで子ども一人一人と関わって欲しい、又、保護者や仲間にも同じ思いで接して欲しいというのが園長の願いです。その積み重ねこそ子どもたちの健やかな成長の糧となり、『保護者からも信頼され地域に愛される保育所』につながるものと考えます。

 

笑顔いっぱい!子どもにとって太陽のような先生に!

 みさかきた保育園は平成26年度から6年間指定管理園として保育所運営に携わり、令和2年度より民営化され新たにスタートをした保育園です。笛吹市御坂町金川原にあり、周囲を畑に囲まれたとてものどかな場所に位置します。園を利用する方は近隣にお住いの方が多いため、地域の方々には大変好意的にして頂いています。近くには自然豊かな金川の森もあり、散歩に出かけては虫を捕まえたり、木の実などの自然物を集めて、それを使った制作なども楽しんでいます。
 理念の『共育』と通り子育てを通して、保育園を利用するすべての方、職員、園を温かく見守り支えて下さる地域の方が育つ場でありたいと思います。そして皆さんから『みさかきた保育園がここにあって良かった』と言われる園を目指しています。

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みさかきた保育園のアクセス

山梨県笛吹市御坂町金川原380


055-263-0556
misakakita★vesta.ocn.ne.jp

メールアドレスの@は迷惑メール対策のため★に置き換えてあります。

<種 別>
保育園
<定 員>
3歳未満児:27
3歳以上児:43
<職員数>
○名
 

その他事業

延長保育
 

姉妹園

岩崎保育園

 

園のホームページはこちら 

実習・ボランティア・園見学の受入状況

 実習
 ボランティア
 園見学

○・・・常時受入れ可
△・・・相談してください
×・・・現在対応できません

Q&A

子どもの主体性を育てるためにどのような考えを持って実践していますか?

おむつ替えの時『オムツが濡れているね。気持ち悪いね。さっぱりしようね。』と子どもの同意のもと、目隠しスペースでおむつ替えをしたり、食事も子ども1~2対職員1で大好きな先生と個々のペースに合った食事の時間を設けたり、一つ一つの関りに『○○してもいい?』と子どもの気持ちを尊重するようにしています。あらゆる場面で個々をよく見て、その子が今必要としている手助けを見極めて関わる、子どもの発達に応じた環境を整えながらその成長を促すなど主体性の第一歩をとなるよう心掛けています。子どもの成長を自分の喜びとして捉え、保護者と共有するのも楽しみのひとつです。
『印象深いエピソード』にも記したように、自分たちで考えて意欲的に挑戦することを大切にしています。子ども一人一人が持つ力を発揮できたり、やりたいことが満足するまでできるような環境を整えることを意識しています。職員も子どもの声にしっかりと耳を傾け、発した一言をキャッチして環境に反映させることで、子どもたちが夢中になって活動する姿が職員のやりがいにもつながっているようです。又、集団生活だからこそ体験できる子ども同士の関りの中で時にはけんか、時には共感、人との折り合いをつけるなど集団としての力も育んでいきたいと思います。

これまでの保育の中で印象深いエピソードは。

 夏、終戦記念日を意識して戦争について子どもたちが知るきっかけとなるよう年長児担当の保育士が『かわいそうなぞう』という絵本を読み聞かせました。それから毎日、何度も何度もこの絵本の読み聞かせをリクエストした子どもたちに保育士は心を込めて答えました。ある時、一人の子が『このぞうさんに会いたいな』とつぶやきましたが、この絵本に出てくるぞうはもういません。保育士は『この絵本のぞうさんはもういないけど、他のぞうさんなら会えるかも…』この一言に『会いたい‼会いたい‼』次々に声が上がります。遠足プロジェクト発動です。園長あてに子どもから手紙が届きます。『ゆうきこうえんにいきたいです』。秋に予定していた園児だけのバス遠足の行き先はぞうを飼育している遊亀公園に決定。子どもたちもワクワクが止まりません。『遊亀公園のぞうさんは何歳かな?何を食べるのかな?』『他にはどんな動物がいるのかな?』下調べの開始です。子どもたちが知りたいことなどいくつもの質問を自分たちで紙に書いたものを園長が事前に公園に届け、当日子どもたちに説明していただけるようお願いをしました。いよいよ当日。一人の飼育員さんが時間を割いて子どもたちに付き添って下さり、子どもの声に丁寧に答えてくださいました。子どもたちも静かに耳を傾け質問も止みません。公園で楽しく充実した時間を過ごした子どもたちは園に帰ってからも興奮が冷めず、後日、大きな模造紙に皆で協力して公園の見取り図を描きました。楽しかった遠足を思い出しながら子どもたちの会話も弾みました。皆で協力して描いた作品は園内の作品展、県の作品展にも出品し、たくさんの方に見ていただきました。卒園式には舞台上にその絵を掲示し、保護者、地域の方、在園児、職員、そして自分たちで描いた動物たちに見守ってもらう中、小学校へと巣立ちました。
 一冊の絵本をきっかけに自分たちで遠足の目的地を決め、動物への関心と知識を深めたり、質問を書き上げることで、それまで文字に関心のなかった子が字を覚えたいと意欲を持つようになりました。動物園で知ったことは誰かに言いたくて仕方がありません。家庭での会話もいつも以上に弾んだそうです。意見を出し合いながら書いた動物園の絵。時には意見の衝突もありましたが、子ども同士で解決しながら完成させました。子どもたちが自分たちの意思で進めてきた活動はとても充実して実り多い物だったと感じています。担当保育士が『こんな楽しい遠足は初めて!』と興奮気味に語っていた姿も忘れられません。