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甲州市
社会福祉法人 さくら福祉会

岩崎保育園

認定こども園

子どもの成長をともに喜びあい、ともに育ちあう場所

保育理念・保育方針

保育理念
共育(共に育ちあう) 
岩崎保育園は、子どもが成長するための場所として存在するのと同時に、園に関わる全ての人々の育ちの場として存在しています。保護者のみなさんや、園を応援して下さっている地域の方々、そしてそこで働く保育者も全ての人々が子育てを通して、共に成長していける場所を目指し、『共育』という理念を掲げています。また、より多くの方に『共育』の理念が広がり、地域に根づくように、子育て支援センターや学童室を開設しています。
 
保育では、子どもの『遊び』と『生活』を大切にしています。未満児(主に0、1歳児)では、『ゆるやかな担当制』と呼ばれる保育をベースとし、子どもの個々の生活リズムや発達、意欲を大切にし、ゆったりとした園生活を過ごせるよう心がけています。2歳児以上は、個々の遊び・生活がより充実し、共同的学び・集団生活へと繋がるように保育を実践しています。また、集団生活という利点を生かし、異年齢保育をカリキュラムに組み込むことで年齢の枠を超えた『育ち合い』を保障しています。

 

保育者が保育を『楽しむ時間』を大切にします。

 当園は、甲府盆地東部の甲州市勝沼町に位置し、昭和27年に『さくら保育園』として開園、昭和56年には、社会福祉法人さくら福祉会『岩崎保育園』として再スタートを切りました。平成29年には、認定こども園へと移行、令和2年現在で開園68年目を迎えました。現在は定員115名に対し、48名の職員がこども園、支援センター、学童で働いています。充実した保育を実践するために、原則各クラスに『+1人』の保育教諭が配置したり、主に保育補助や掃除等を行うサポート保育者を置く、事務作業時間制度の導入等で、保育教諭が保育に専念しやすい環境を整えています。

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岩崎保育園のアクセス

山梨県甲州市勝沼町下岩崎1731-3

https://iwasaki.sakurafukushi.com/
0553-44-1524
iwasakihoikuen★be.wakwak.com

メールアドレスの@は迷惑メール対策のため★に置き換えてあります。

<種 別>
認定こども園
<定 員>
3歳未満児:37人
3歳以上児:78人
<職員数>
○名
 

その他事業

子育て支援センター
児童クラブ
一時預かり
延長保育
 

姉妹園

みさかきた保育園(笛吹市)

 

園のホームページはこちら 

実習・ボランティア・園見学の受入状況

 実習
 ボランティア
 園見学

○・・・常時受入れ可
△・・・相談してください
×・・・現在対応できません

Q&A

子どもの主体性を育てるためにどのような考えを持って実践していますか?

保育方針である、『ほめる(認める)保育を原点とし、自ら考え、行動できる子どもの育成を目指します。』
の考えのもと、主体性を育むために、子ども自身の『自己選択・決定』を大切にしています。保育者は、子どもが、やりたいことを見つけ取り組めるように環境を構成するのと同時に関わりすぎないように注意しながら、子どもの頑張りを支えていきます。また、保育者は目の前にいる子どもの行為や感情を適切に捉え、その子どもたちにとって『今(将来を見据えて)、何が必要か』を見極めながら、子どもとともに保育を創造していきます。
そのうえで、日々の保育で大切にしたいのは、子どもの想いや行動に気がつき、共感することであり、子どもを『認めること(受容)』です。保育には大人の想いも大切ですが、まずは今を生きる子どもたちの心の動きを大切にし、ありのままの自分でいられることを保障することで、子どもの感情や意欲的な行動を引き出していきたいと考えています。

これまでの保育の中で印象深いエピソードは。

スイカが好きなAくんがある日、家で食べたスイカの種を園に持ってきて「園の畑で育てているサツマイモの隣に植えたい。」と言ってきた。その時すでに7月で、普通であればすいかは収穫の時期である。しかしAくんの輝いた目を見て、うまく出来るかではなくその子の思いを大切にしようと思い、種を植えることにした。「どこに植えたか分かるようにしよう」と牛乳パックで看板を作ったり、子ども達で話し合って水やりを交代で行ったりして、毎年恒例で育てているサツマイモよりも、自主的に世話をする姿が見られた。 
芽が出ると、形や色を観察してクレヨンや色鉛筆、絵の具などを手に取り、成長記録をつけたり、日々大きくなっていくスイカを見ながら「どのくらいになったら食べられるのかな?」「すいか割りしたいね」「どうやって切ろうか?」と会話を弾ませながら、収穫を心待ちにしていた。スイカは3つ実ったが、1つは実が割れてしまった。子どもたちは残念がるだろうな、、、と思いきや、今度は割れた実に寄ってきたアリの観察が始まった。自分のミニ図鑑で照らし合わせて種類を調べたり、アリの巣を観察する方法を調べたりして思わぬ方向へと保育が発展していった。
 いよいよ収穫の時。話し合った結果、1つはすいか割り、もう1つは切って食べることになった。すいか割りで使用する道具もグループで話し合って作った。自分達で大切に育てたすいかはいつも以上に甘く感じたようで、その時の子どもの笑顔は今までで一番キラキラしていた。
子どもと保育者が保育を共に楽しみ・経験するなかで、子どもに気がつかされたことは、大人がやらせたいこと(保育者の思惑)と、子どものやりたいことが必ずしもイコールではないということである。保育者が子どもの気持ちを感じ取る感性を持たない限り、そのやりたいことを見つけてあげることもできないし、ともに味わい喜ぶこともできないのだと感じた。このエピソード自体は15年前の出来事であるけれど、今でも忘れることはできないエピソードであり、現在岩崎保育園が実践している保育の原点となっている。