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甲府市
社会福祉法人なのはな

菜の花こども園

認定こども園

菜の花こども園は、「その子らしさ」を大切に保育しています。

保育理念・保育方針

「生きる力を育む」
・人的物的環境を利用して、子どもの潜在的な能力を自分で発揮できるよう、一人一人に合わせて援助する。
・人や物に自ら関わり、葛藤を経験しながら成功、失敗体験を繰り返し、何事にも意欲的に挑戦し最後まで自分、または仲間とやり抜く環境を用意する。

子どもたち一人一人の遊びを通して学ぶ姿勢を大切にしています。

子どもたち一人一人はみんな違います。当園ではそんな一人一人の違いを大切にした集団づくりを目指しています。そのためには、一人一人の子どもをよく見て、その子の興味関心に合わせた環境を整えることが大事です。そして、その時々の子どもの小さな気づきや発見を見逃さず、共に喜び、時には「失敗してしまった」という思いに寄り添い、共に考えながら再挑戦する力を支えています。最終的には、「自分らしく生きる」ことを目的に、様々な実体験や経験を知識として積み重ね、いろいろな場面で応用し、発信できる力を育てたいと考えています。そのために職員同士や保護者とのコミュニケーションを大切にして、日々子どもたちと向き合っています。

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菜の花こども園のアクセス

山梨県甲府市徳行5-12-12

http://www.nanohana-hoikuen.com
055-230-2270
nanohana★jade.plala.or.jp

メールアドレスの@は迷惑メール対策のため★に置き換えてあります。

<種 別>
認定こども園
<定 員>
3歳未満児:41人
3歳以上児:54人
<職員数>
○名
 

その他事業

延長保育事業
病児・病後児保育事業

 
 

園のホームページはこちら 

実習・ボランティア・園見学の受入状況

 実習
 ボランティア
 園見学

○・・・常時受入れ可
△・・・相談してください
×・・・現在対応できません

Q&A

子どもの主体性を育てるためにどのような考えを持って実践していますか?

子どもの主体性とは「自ら遊びだせる力」と「遊びを学びとしてため込む力」そして「必要な時に今までの体験や経験を応用して活用、発信できる力」の3つの力と考えています。
そのために、当園では一人ひとりの子どもをよく見て、その興味や関心を知り、環境を整えることが大切だと考えます。遊びたいときに遊びたいものに手が伸ばせる環境づくりと、十分遊びこめる時間の確保に日々力を注いでいます。それと同時に対話を大切にしながらコミュニケーション能力を育んでいます。0歳児~2歳児は、応答的な関わり、その子の「つもりや葛藤」に十分に付き合い、思いを代弁しながら信頼関係を築きます。そして、3歳以上児は、異年齢保育をベースに一日の終わりに「こども会議」と題し、一日の振り返り発表を行い、それに対する質疑応答の時間も大切にしています。そのことが、最終的には運動会や生活発表といった行事にもつながっていきます。子どもたちにとって「信頼関係の構築」、「遊びこめる環境づくり」、「コミュニケーション能力の育ち」、「一人ひとりの良さを理解し、協力すること」、また「時には競い合って様々な感情を体験すること」も必要と考えます。子どもによっては言葉にならない声にも耳を傾け、その子が自分らしく参加できる方法も一緒に考えていきます。一人ひとりの子どもが心地よく過ごせる場所を日々模索しながら生活しています。

これまでの保育の中で印象深いエピソードは。

各年中児担任のエピソード記録から
昨年度の卒園児のお別れ会の飾りつけの話し合いをしている際の、いつも集団の輪から抜け出してしまうSくん(年中児)の話です。一人の子どもから「“たくさんあそんでくれてありがと”うってみんなで書こう」という提案があり、みんなも「それいいね!賛成」といった中、Sくんが、「字が書けないからいやだ」といって画用紙を持ってきて絵を描き始めました。
この時保育者は迷ったが、「Sくんは絵を描きたいといっているけどどうしよう?」と聞いたところみんなは、「いいよ」と言い、Kちゃんが「じゃあ とりあえず私たちは字を書こう」といって字を書き始めました。
みんなが文字を書き終わるころ、Sくんの「できた~」の声、みんなでその絵を見てみると「年長児の一人一人の特徴をつかみ、手をつないでいる16人の子どもたちの上に虹がかかっている素晴らしい絵でした。その絵を見て、Kくんが「S君すごい!この絵を、みんなの”ありがとう”の下に飾ろうよ」と言いました。皆は口々に「うん、Sくん上手じゃん!」と言いました。皆のその言葉に、Sくんはとてもいい笑顔になり「あ~僕頑張った!!」と言い、お別れ会の飾りつけが完成しました。そしてその下に「字は書きたくない!」と言い張ったS君が自ら、間違いながらも何度も書いた「ぞう」(クラス名)という文字を見て、クラスの皆が「S君すごい! ぞう ってかけたね」と拍手してくれたとのことです。
保育者は、『みんなが大きな模造紙に協力して文字を書くと言っているのに一人だけ「書かない!」と言ったS君を「どうしたものか?」と思い悩んだが、子どもたちに相談したところ快く「いいよ!」と言ってくれ、最後にはみんなの書いた文字とS君の絵が合体した飾りつけとなり、皆が大満足であったとのこと、こうしたことが「お互いの良いところを認め合い一体感を持ち一つの集団となることなのだな・・・」と感じ、「絵じゃなくてみんなと一緒に字をかこうよ」と無理に誘わなくて本当に良かった。』とのことでした。
本番のお別れ会の際も、年中児に対して年中の子どもたちが自発的に、“Sくんの描いた絵”の素晴らしさを説明をしたそうです。